あなたはなぜ美白化粧品を使いたいのですか?
ただ、なんとなく?
流行っているから?
違いますよね。
本来の自分の肌、あの頃の肌を取り戻すために美白化粧品を使いたいと思う人がほとんどだと思います。

Contents
美白化粧品の選び方の基本
これから美白化粧品を使おうと思っている人へ。
選ぶ時のポイントについて紹介します。
化粧品の入れ替えは全部?それとも一部から?
これは悩まれる人が多いですよね。
今使っている化粧品を一気にラインで入れ替えるのが果たして良いものなのかどうか・・・。
不安がある人は『美容液』をまず入れ替えて使うのをオススメします。
これは一つのシリーズのラインでは美容液が一番その化粧品のコンセプトとなる有効成分が多く含まれているからです。
美容液の目的は『与える』ですから。
値段が最も安いからと化粧水から入れ替える人が多いのですが、より効果がわかるのは美容液だということを覚えておきましょう。

使って数日で判断したらダメ!
最近の美白化粧品は使って数日で肌が明るくなった!と感じる場合が結構あります。
でも、これは一時的なものと捉えましょう。
使って数日で効果がわからいからダメって判断する人が凄く多いんです。

実際は1年くらい使い続けないと本当の結果は見えてこないわ。
そもそも美白化粧品ってなんで使うの?
キレイになりたいからよ!って・・・当たり前ですよね。
でも、その美白化粧品で出来ること・・・つまり定義ですね。
それをちゃんとわかっていない人は意外に多い気がします。
目的
- これからできるシミの予防
- 出来てしまったシミの改善
化粧品って色々ジャンルがありますよね。これが美白化粧品の定義なんです。
薬事法ではこんな風に位置づけられています。
- 日焼けによるシミやそばかすを防ぐ
- メラニンの生成や蓄積によるシミ、そばかすを防ぐ
こうしてみると予防といった意味が強そうですよね。
薬事法なんてこんなもんです。
使う人の感じ方や個人差って大きいですから、売る方も買う方も『100%』とは言い切れない。
100%が言い切れない部分は法では言いません。言えません。
その真意は【めんどくさいので】。
対して効果がないものを『効果ありと販売されたら困る』ので。
結構効果的なものを『効果がないじゃない!と騒がれても困る』ので。

医薬部外品とか薬用とかの表記って?
シミ・そばかすを防ぐ効果があると認められた成分を規定量以上含んでいる物に表記されます。
これは厚生労働省が定めているんですよ。
美白化粧品の仕組みと成分について
美白効果の仕組みは大きく分けて2つに分けられます。
これはシミが出来るプロセスのどこで作用するかなんです。
シミができるプロセス
- 肌が紫外線などのダメージを受ける。
- 表皮は防御反応として表皮下にあるメラノサイトへ向けてメラニン生成指示を出す。
- 指示は情報伝達物質(エンドセリン、MSH、SCF)としてメラノサイトへ移動を開始。
- 情報伝達物質を受け取ったメラノサイトはチロシンを生成、分泌。
- メラノサイトに存在するチロシナーゼとチロシンが化学反応を起こし始める。
- 化学反応を繰り返したチロシンは最終的に黒色の色素を持つメラニンに変化。
- 役目を終えたメラニンはターンオーバーで剥がれ落ちるか色素沈着を起こしシミになる。
情報伝達物質をブロックするタイプ
プロセス3のメラニン生成という命令情報が含まれた情報伝達物質をおさえる働きを持つ成分をメインとして使う美白化粧品です。
プロスタグランジンを抑制
- トラネキサム酸
- t-AMCHA
エンドセリンを抑制
- カモミラET
複数の情報伝達物質を抑制
- TXC(トラネキサム酸セチル塩酸塩)
チロシナーゼを妨害、抑制、分解するタイプ
メラニンになる前のチロシンの段階ではまだ黒い色素はもっていません。
なので、チロシンと化学反応を起こすチロシナーゼをどうにかしてしまおうと作用するタイプの美白化粧品です。
チロシナーゼの働きを妨害
- ハイドロキノン
チロシナーゼの分泌を抑制
- アルブチン
- エラグ酸
- コウジ酸
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
- 4MSK
チロシナーゼを分解
- マグノリグナン
- リノール酸S

美白化粧品の選び方まとめ
いかがでしょうか。
美白なんて一言で片づけられてしまいますが、意外にも奥が深いものなんです。
より効果が早く出る、強いものを選ぶ場合は作用の違う複数の美白成分を組み合わせたタイプを選ぶと良いですね。
美白化粧品の選び方
- 入れ替えはまず美容液から
- 1年程度の長い期間使うつもりで
- 必ず成分が医薬部外品として認められたものを
- 早い効果を求めるなら複数の美白成分が入ったものを